理学療法士Kのブログ

博士課程所属の大学院生兼理学療法士が日々の学びや趣味について語るブログです。理学療法の研究やツール、理学療法関連の書籍についての紹介等を行っています。

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緊張感を持って仕事をするために〜担当制をやめる〜

 

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皆さんは,毎日の臨床に緊張感を持って行えていますか?

対象者は変わるものの,基本的にリハビリ職は毎日ほぼ同じ流れで仕事をします。そのせいか,就職して何年か経って慣れてくると,だんだんと毎日の仕事に対する緊張感が無くなっていく傾向があります。実際,僕もそうなっているのではと感じています。

それに対して,ある施設が,担当制を止めたことで,スタッフが毎日緊張感のある仕事が行えるようになったという話を聞きましたので僕の私見も交えて紹介したいと思います。

 

緊張感はどうすれば感じられる?

リハビリ専門職が一番緊張する場面はどこでしょうか?患者さんの家族が見ている時と答える方も多いと思いますが,実際は違います。

この仕事を何年もやっていると,家族に対してどのように対応すれば良いかという対人スキルはいやでも付いてきます。そのため,家族が見ている状況で緊張するのはせいぜい新人〜2,3年目くらいだと思います(もちろん普段より気にはしますが,緊張するというほどではありません)。

では一番緊張するのはどの場面でしょうか?答えは,医療職,特に同じ理学療法士,作業療法士といったリハ専門職の前でリハビリをすることです。例えば,患者さんの息子(または娘)さんが理学療法士だと聞くと途端に緊張します。余程自信のある人以外は,あまり見に来てほしくないのではと思います。

要は,自分の行なっているリハビリが専門家の目で評価されることが一番の恐怖だということです。もちろん,きちんと考えてリハビリを行なっている人は緊張しながらも自分お考えに基づいてリハビリができるでしょうが,何も考えずに行なっている人ほど,この状況に対する恐怖心が強くなると思います。

 

担当制を止めたことでどう変わったか?

担当制止めたことで,以下の2点が起こりました。

  • 自分のリハビリが翌日に同僚に評価される。
  • 患者さんがセラピストを比較・評価する。

担当制をやめると,自分がリハビリをした次の日には,別なセラピストが担当することになります。そうすることで,その日に行なった自分のリハビリが翌日,他のスタッフに情報として伝わるということになります。つまり,自分のリハビリが同僚に評価されるということになります。

また,毎日セラピストが変わることで,患者さんもセラピストを比較・評価するようになります。

このように,同僚・患者に常に評価される立場になることで,職場に緊張感が生まれ,全体のレベルアップに繋がったそうです。

もちろん,スタッフ間の情報伝達量の増大,退院支援を誰が担当するのか,患者さんから支持されるセラピストの偏りなどの問題は生じたとのことで,色々と苦労はあったようですが,徐々に軌道に乗ってきたそうです。

 

まとめ

この話を聞いたときに,僕はちょっと極端だなという印象を受けました。さすがに常に評価される状況というのは,良いことではあるけど少し疲れそうだなと思いました。

しかしながら,緊張感を上げるためのチャレンジングな試みであることは間違い無いので,そこは素晴らしいことだと思います。

職場ごとにやり方は様々だと思いますので,また面白い試み等の情報を聞きましたら紹介していきたいと思います。

 

 

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