理学療法士Kのブログ

博士課程所属の大学院生兼理学療法士が日々の学びや趣味について語るブログです。理学療法の研究やツール、理学療法関連の書籍についての紹介等を行っています。

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理学療法士向け『医学論文の構成』

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本日は論文の構成についてお話ししたいと思います。大学院生は自分の研究論文を作成するために多くの論文(英語論文)を読みます。理学療法士の中には論文と聞いただけで拒否反応を示す方もいますが、構成さえわかってしまえば読むのはそれほど難しいわけではありません。

 

医学論文の構成

医学論文は基本的に『はじめに』、『方法』、『結果』、『考察』の4つで構成されています。それぞれにどのようなことが書かれているかを説明していきたいと思います。

 

はじめに (Introduction)

  • 研究背景:今回の研究テーマに関する学術的、社会的背景。この研究が重要なものであることがアピールされている。
  • 先行研究の紹介:今回の研究テーマについて、先行研究で何が分かっていて、何が分かっていないか
  • 目的:今回の研究を行う目的(明らかにしたいこと)。
  • 仮説:ない場合もあるが、今回の研究で予想される結果

 

方法 (Methods)

  • 対象者:対象者の基本属性(年齢、身長、体重など)や疾患情報、除外基準など。
  • 方法:今回の研究の測定方法。どのような機器を用いて何をどのように計測したか、また、得られたデータをどのように処理、計算したかなど。
  • 統計学的分析:データに対してどのような統計手法や統計ソフトを用いたか。

 

結果 (Results)

  • 統計学的分析の結果。

 考察 (Discussion)

  • 結果のまとめ:結果を大まかにまとめたもの。
  • 結果の解釈:なぜそのような結果になったか、仮説と比較してどうなったか、先行研究と比較してどうだったかなど。
  • 研究の制約:今回の研究の弱点
  • 今後の研究への課題:今回の結果や研究の制約を踏まえて今後どのように研究を発展させていくか。 

まとめ

日本語、英語問わず、基本的にヒトを対象とした医学論文はこのような構成になっていることが多いです。論文を読む際はぜひこの構成を意識して読んでいただければ読みやすくなるのではないかと思います。また、論文を書く際も構成をしっかり意識して書くことで論理的な流れができると思いますので参考にしていただければと思います。

 

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