理学療法士Kのブログ

博士課程所属の大学院生兼理学療法士が日々の学びや趣味について語るブログです。理学療法の研究やツール、理学療法関連の書籍についての紹介等を行っています。

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全ての理学療法士におすすめします!定番テキスト【研究方法編】

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今回で第3回になります定番テキストの紹介ですが、今回は少しニッチな分野で『研究方法論』に関するおすすめのテキストを紹介します。エビデンスの重要性が叫ばれる今、研究にも以前と比較してフォーカスが当たってきているようです。臨床向けの本と違って、種類は少ないですが、ここ1、2年で色々と出てきている印象です。

 

研究総論

理学療法研究の進めかた

理学療法研究の本としてまず浮かぶのはこれではないでしょうか。研究総論から、文献検索や研究方法の立て方など基本的な部分、さらには様々な分野における研究方法が細かく記載されている良書です。研究のことを基本からしっかり学びたい方にはおすすめです。ただし、全体的に少し硬い印象のある本ですので、取っ付きやすさは下の2冊の方がいいかもしれません。

 

PT・OTのための臨床研究はじめの一歩〜研究デザインから統計解析、ポスター・口述発表のコツまで実体験から教えます

こちらは、今から研究を始める初心者向けで研究計画から学会発表までの流れや、それに対して何が必要か等も書かれていて、非常にわかりやすい本です。また、研究者の実体験等も書かれていて、読み物としても面白い本になっています。

 

臨床の“疑問"を“研究"に変える 臨床研究 first stage (理学療法NAVI)

上の2冊の間をとったような印象のある本です。臨床研究に寄った内容になっていますので、基礎研究に関してはほとんど書かれていません。ただし、研究を考える上でどこに目をつければ良いかといった点や必要な統計学などが書かれていて、ある意味一番バランスの取れた本だと思います。臨床研究を考えている人に特におすすめです。

臨床の“疑問

臨床の“疑問"を“研究"に変える 臨床研究 first stage (理学療法NAVI)

 

 

統計学

SPSSで学ぶ医療系データ解析 第2

やはり統計学の本としては対馬先生の本がベストでしょう。統計手法の説明から、SPSSの操作方法までしっかりと説明されている良書です。欠点としては、SPSSのバージョンが古いので、今のものと操作方法が若干異なる点、数学的知識を要求される部分も多く、内容がやや難解な点でしょうか。

 

医療系データのとり方・まとめ方―SPSSで学ぶ実験計画法と分散分析

実は上の本の欠点として、分散分析に記載が不十分である点が挙げられます。特に、臨床研究で比較的よく使う『分割プロットデザインによる分散分析(対応のある要因と対応のない要因による二元配置分散分析)』の方法についてはこちらにのみ記載されていますので、2冊セットで基本的には対応可能となりますので、ぜひセットで持っていてください。

 

メディカルスタッフのためのひと目で選ぶ統計手法〜「目的」と「データの種類」で簡単検索! 適した手法が76の事例から見つかる、結果がまとめられる

最後に。『小難しい理屈はいいから、どんな状況でどの統計手法を選べばいいの?』という疑問に答えたのがこの本です。研究事例とそれに合わせて行った統計手法が記載されており、これを読めば場面に適した統計手法がわかると思います。

 

まとめ

今回は、『研究方法論』の分野で6冊のテキストを紹介させていただきました。前半3冊はこれから研究を始めようという方や研究に興味があるけどよく分からないという方におすすめです。後半3冊は今研究をしていて統計に困っているという方におすすめの本です。ぜひお手に取ってみてください。

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