理学療法士Kのブログ

博士課程所属の大学院生兼理学療法士が日々の学びや趣味について語るブログです。理学療法の研究やツール、理学療法関連の書籍についての紹介等を行っています。

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全ての理学療法士におすすめします!定番テキスト【解剖・運動・生理学編】

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リハビリテーション分野に関する書籍は新しいものがどんどん刊行されるため、どれを買っていいか悩むことも多いと思います。また、1冊1冊が比較的高価であるため、外したくないという気持ちもあります。今回は『解剖・運動・生理学』という基礎知識御三家に関するテキストでおすすめのものを紹介します。個人的には全ての理学療法士が『とりあえず』持っておきたい良書を揃えているつもりですのでご覧ください。

 

僕が思う良書の条件

色々なテキストを読んでみて僕が思う良書の条件は以下の3点です。

  • 内容の根拠がしっかりしている(客観的データに基づいたもの、引用文献があればなおよい)。
  • ある程度図示されていて読みやすい。
  • 索引がしっかりしている。

まあ要は『内容がしっかりしていてある程度読みやすい』ということです(普通ですかね…)。逆に『○単シリーズ』のように暗記を前提としたものや、『標準理学療法学シリーズ』、『基礎運動学』の様な基本に寄りすぎているものは学生には良いかもしれませんが、働いているPTにはあまり適していないように感じます。

というわけで以下におすすめのテキストを紹介していきます。

 

解剖学

プロメテウス解剖学アトラスシリーズ

解剖学のテキストといえばこれ一択といえるほどの定番中の定番です。『解剖学総論/運動器系』、『胸部/腹部・骨盤部』、『口腔・頭頸部』、『コア アトラス』とありますが、まずはスタンダードな『解剖学総論/運動器系』をおすすめします。大きくて重いという方には『コンパクト版』もあります。

 

 

 

 

アナトミー・トレイン

解剖学のテキストといってよいか分かりませんが、筋・筋膜のつながりを理解するために最適なテキストは他にはないと思います。この知識は知っているのと知らないのでは臨床技術に結構な違いが出てくると思いますので、従来の解剖学にプラスアルファとして持っておいた方が良いと思われます。

 

運動学

筋骨格系のキネシオロジー

運動学のテキストとしてはこれもPTなら誰でも持っているでしょう『筋骨格系のキネシオロジー』です。原著第2版からはカラーの図も増えてとても見やすくなっています(昨年12月に原著第3版が刊行されました)。ただこれは意見がかなり分かれると思いますが、個人的には『カパンジー』や『オーチスのキネシオロジー』より読みやすい印象です。

 

 

身体運動学 関節の制御機能と筋機能

昨年刊行された新しいタイプの運動学のテキストです。従来の運動学に加えて、『トルク発揮寄与率』や『筋のモーメントアーム』といったバイオメカニクス的要素が比較的多く書かれています。きちんと読み解くためにはバイオメカニクスの知識が必要となりますが、個人的には運動学テキストの新定番と言っていい良書だと思います。

 

生理学

標準生理学

生理学は苦手とする人も多い分野で、何を手に取ってよいものか非常に迷ってしまいますが、とりあえずの標準シリーズといったところでしょうか。非常にボリューミーな内容でとっつきづらい部分もありますが、生理学について調べようと思ったらこれがあればだいたいのことには対応できると思います。

標準生理学 (Standard textbook)

標準生理学 (Standard textbook)

 

 

生理学テキスト

標準生理学はちょっとヘビーすぎるといった方にはこちらをおすすめします。標準生理学と比較して図が多く読みやすい内容となっています。また、内容に関しても理学療法を行う上では十分なものであると思います。ただ、標準生理学の方がもう少し内容が細かいように思われますので、どちらかといえば入門編的な位置づけになっています。

 

まとめ

今回は、『解剖・運動・生理学』の分野で6冊のテキストを紹介させていただきました。どの本も持っていて損することはありませんので、理学療法士の基本装備として置いておくと色々な状況でお役にたてると思います。

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