理学療法士Kのブログ

博士課程所属の大学院生兼理学療法士が日々の学びや趣味について語るブログです。理学療法の研究やツール、理学療法関連の書籍についての紹介等を行っています。

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【おすすめの本】リハカルテのクオリティアップのための1冊『リハカルテ活用ハンドブック』

チーム医療の重要性が常識となっている昨今、他部門(とくにリハ職以外)に対してリハビリの現状を伝えるためのリハカルテをしっかりと書くスキルは理学療法士にとって必須となっています。しかし、どのような内容を伝えるべきか、どのように書くべきかについてきちんと学んだことのある方は意外と少ないのではと感じます。

そこで今回は、メジカルビュー社から発売されている『リハカルテ活用ハンドブック』を紹介したいと思います。

注目ポイント

特に読んでほしいのは『準備編 リハカルテを読む・書くための基礎知識』です。その中でも以下の2点は特に注目して読んでいただきたい部分です。

リハカルテに求められる8つのポイント(主治医、看護師に知らせるべき内容、求められる内容)

詳細は読んでいただきたいのですが、一部紹介すると、

①退院時のゴール設定と治療内容

②治療プログラム内容と目指す効果

(以下③~⑧は省略、実際に本をご覧ください)

といった、基本的ながら納得させられる項目が記載されています。

 

R-SOAP/SOAPを使いこなす

リハカルテでは、一般的にはSOAPが使用されていますが、この項目ではRとEを加えるR-SOAP(E)が紹介されています。

R (Remark):現在の身体能力、変化点、目標、他部門への指示や質問事項、回復見込み/予定を中心に、重要な報告項目を報告

S (Subject)

O (Object)

A (Assessment)

P (Plan)

E (Effect):治療による効果判定

既存のSOAPと比較して事前に重要な情報を記載できる点や効果判定を記載できることから、非常に使いやすい記録となっていると思います。

まとめ

上記項目以降は『整形外科系』、『内部障害系』、『中枢神経系』に分かれて基礎知識をふまえて各ケースでどのようにリハカルテを作成していくべきか、というポイントが実例を交えて書かれています。どれも非常に参考になる内容となっています。

リハカルテのクオリティを上げて、チーム医療をよりスムーズに行うために、ぜひ持っていてほしい1冊です。個人的には理学療法テキストの定番にしても良いのではと思いますので、興味のある方はぜひご一読ください。

 

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