理学療法士Kのブログ

博士課程所属の大学院生兼理学療法士が日々の学びや趣味について語るブログです。理学療法の研究やツール、理学療法関連の書籍についての紹介等を行っています。

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姿勢の分類ーStaffleの分類、Wiliesの分類などー

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本日は、姿勢の分類について復習したいと思います。

理学療法士の評価において、姿勢分析が非常に重要であることは周知の事実です。患者さんたちは様々な姿勢をとっています。姿勢は身体の力学的要素を決定づけるものの一つであり、障害との関連も強いものと考えられます。

立位姿勢の分析には古くからあるものとしてStaffleらの分類、Wiliesらの分類があります。主に矢状面上での脊柱の弯曲と骨盤傾斜に基づいて分類されたものとなっています。これらは臨床現場においても簡便に使用できる為、現在においても広く用いられています。

 

Staffleらの分類

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平背:脊柱の弯曲が減少し、背部が一直線上になっている。

凹背:胸椎後弯が減少、腰椎前弯が増強している。

円背:胸椎後弯が増強、腰椎前弯が減少している。

凹円背:胸椎後弯、腰椎前弯ともに増強している。

 

Wiliesらの分類

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Lodosis type(腰椎前弯タイプ):骨盤前傾が増強している。

Flat back type(平背タイプ):骨盤後傾し、脊柱の弯曲が減少している。

Sway back type(スウェイバックタイプ):骨盤前傾が増強し、上半身が後方へ変位している。

Round back typeⅠ(円背タイプⅠ):骨盤後傾し、骨盤が後方へ変位している(相対的に上半身が前方へ変位している)。

Round back typeⅡ(円背タイプⅡ):骨盤後傾し、胸椎の後弯も増強しているが、股関節伸展して代償している。

 

プラスアルファ

これらの分類に対して、京都大学の建内先生は、自身の著書、『運動療法学』や『姿勢と歩行』にて、脊柱全体のアライメントからみた姿勢の分類を紹介しています。

その方法として、まず仙骨に対する上半身重心の位置で3タイプに分類し、その小分類としてアライメント異常が最も著明な部位にて3つに分類しています。

 

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まとめ

今回は姿勢の分類を紹介させていただきました。もちろん姿勢は矢状面での立位のみならず、前額面や水平面もありますし、座位、臥位での分析を行う必要もありますのでこればすべてではありませんが、今回の記事を日常の姿勢分析に役立てて頂ければと思います。

 

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