理学療法士Kのブログ

博士課程所属の大学院生兼理学療法士が日々の学びや趣味について語るブログです。理学療法の研究やツール、理学療法関連の書籍についての紹介等を行っています。

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理学療法士の大学院生の形態について

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本日は、前回に引き続き、大学院ネタをお話ししたいと思います。 

www.physicaltherapist-k.com

 理学療法士の大学院生は、どのように大学院生活をしているのか、また、どのように仕事と大学院を両立させているのかといった話をメインにしていきたいと思います。

理学療法士の大学院生の形態

理学療法士で大学院に通っている院生には以下の2パターンがあると思われます。

 

  1. 大学院での研究を主に行いながら、週に数回医療機関または介護施設でバイトをする。(以下、大学院メイン)
  2. 日中は理学療法士として常勤で働きながら、夜間または休日に大学院に来る。(以下、臨床メイン)

 

大学院によっては、常勤での勤務が許可されないところもあるので、大学院メインのみであることもありますが、私の通っている大学院は勤務形態は自由ですので、圧倒的に臨床メインが多いです。

私の所属している研究室では、ヒトを対象とした研究を行なっているので臨床メインが可能ですが、基礎系(動物実験などを行なっている)の研究室では、どうしても動物の世話などに時間がかかってしまうため大学院メインの院生が多いようです。

ちなみに私は修士課程は大学院メイン、博士課程は臨床メインで過ごしました。個人的にこの形態がお勧めできます。まずは修士で研究方法論などをしっかりと学んだ上で博士課程では臨床をしながらゆっくりとデータを取っていくイメージです。

各形態のメリット、デメリット

①大学院メイン

メリット

  • 研究方法論がしっかりと学べる。
  • 質の高い修士または博士論文が作成できる。
  • 大学の教員の印象に残りやすい。

デメリット

  • 臨床力が上がりにくい。
  • 収入が少ない。

②臨床メイン

メリット

  • 臨床力も確保できる。
  • 普通に収入がある。

デメリット

  • 研究方法論をしっかりと学ぶのが難しい。
  • (どちらかというと)質の低い修士または博士論文になってしまう。
  • 疲れる。

各形態のメリット、デメリットはこんなところだと思います。

大学院メインの場合は、研究を学び、行う時間が十分に確保されているので研究方法論をしっかりと学び、さらに時間をかけて論文作成を行えるので質の高い論文が作成可能です。

また、これは私の目的でもある教員になるためにはですが、大学院に長い時間いて教授の研究にしっかりと関わることで、印象に残りやすくなると思います。そこでしっかりとアピールすることで、大学へに就職にもプラスに働くのではないかと思われます。

その代償として、臨床にかける時間が少ない(もしくは無い)ため、臨床力を上げるのが難しく、当然ながら収入も少なくなります。特に大学卒業後そのまま進学した人は1年目の大事な時期にも関わらず、臨床に関わることができないというのはなかなか大きい問題なのでは無いかと感じます。

 

反対に臨床メインの場合は、研究にかける時間がかなり少なくなります。そのため、自分の論文を作ることで精一杯になってしまい、研究について学ぶことが難しくなります。その点からも、個人的にはせめて修士課程では大学院メインで過ごすことを強くオススメします。

もちろん常勤ですので臨床に関わる時間は長いのでそちらを磨くことはできますし、当然普通に給料はもらえるのでお金だけで言えばそちらの方がいいと思います。なので、家族がいる人などは本人の意思に関わらずこちらを選択することが多いようです。

まとめ

今回は理学療法士の大学院生の形態についてお話しさせてもらいました。もし進学を考えている方がいらっしゃれば参考にしていただければと思います。

 

臨床の“疑問

臨床の“疑問"を“研究"に変える 臨床研究 first stage (理学療法NAVI)

 

 

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