理学療法士Kのブログ

博士課程所属の大学院生兼理学療法士が日々の学びや趣味について語るブログです。理学療法の研究やツール、理学療法関連の書籍についての紹介等を行っています。

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新生涯学習制度②登録理学療法士プログラム

こんにちは。理学療法士Kです。

 

前回は、新生涯学習制度にて新設されたプログラムのうちの『研修理学療法士プログラムについての少し細かいお話をさせていただきました。

 

今回は、研修理学療法士の次のステップとなる『登録理学療法士プログラム』の紹介をします。

 

登録理学療法士とは

登録理学療法士プログラムは今回の新制度の中で唯一、完全に新設されたものです(研修PTは新プロの改定版、認定PTは内容の見直し)。

 

JPTA NEWS No.310によると、

認定理学療法士までの水準にまでは達していないが、日進月歩する基本的理学療法士の広い領域を実践できる人材(ジェネラリスト)として日々努力している会員を正当に協会が評価し学習を支援するために誕生した』

と記載されています。また、『協会として社会に保障する認定資格制度』であるとのことです。

 

また、協会として、登録理学療法士制度を、国民・保健・介護関係者・病院経営者などへ広報を行っていく予定となっているようです。

 

登録理学療法士の内容

研修理学療法士プログラムの具体的な内容としては以下のようになります。

 

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『JPTA NEWS No.310』より引用

 

プログラムの特徴として、

  • 選択科目や読み替え制はなく、すべて必修科目である
  • 研修理学療法士プログラム終了後に6000時間以上の臨床経験が必要である

の2点が挙げられます。

研修理学療法士プログラム終了後に6000時間の臨床経験が必要となっていることから、最短で卒後5年(研修理学療法士プログラム2年+6000時間)での取得が可能となっているとされています。

また、5年更新制であり、実質的に免許更新制の意味を持つとのことです。

 

登録理学療法士についての考察

研修理学療法士と認定理学療法士の中間に位置するこの登録理学療法士です。おそらく、今の臨床現場の理学療法士の多くがこのポジションに位置するのではと思います。

 

立ち位置としてよくわからないのは、

登録理学療法士プログラム修了してはじめて、一人前の理学療法士として認められるのか?

ということです。

 

今までは、『新プロ修了』が新人を卒業する一つの通過儀礼となっていました(協会の制度としてとりあえずの一人前?)。そのうえで、次のステップとして認定理学療法士・専門理学療法士を目指すというのがひとつの流れとなっていました。

 

しかし、これからは、登録理学療法士が追加されたことで、どの辺が標準ラインなのかを考えるのが少し難しくなったような印象です。

 

上記のJPTA NEWS No.310の内容から、登録理学療法士は、

研修期間は終わっていて、認定まではいかないけど、頑張っている理学療法士

と読み取れますので、標準レベルから少しプラスアルファくらいの立ち位置かなと予想されます。

 

1点だけ気になるのは、『現在の新プロ修了者は、登録理学療法となるのか』という点ですが、上記の理由からおそらく登録理学療法として認定されないことが予想されます。

 

しかし、このプログラムだけは、今のうちに取得しておくことができないので、この上位資格である『認定理学療法士』を今のうちに取得しておくのが一番お得と考えられます。

現行でも取得が少し大変な認定理学療法士ですが、あと3年ありますので、早期の取得をご検討ください。

※新制度になってからの認定理学療法士取得は時間、内容ともにかなりハードなものとなることが予想されます。はっきり言って取得する苦労に見合うものではないと思いますので、本当に取得予定の方はこの3年が勝負だと思ってください。

 

登録理学療法士に関してもまだ情報が不十分なので推移を見守っていきたいと思います。

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