理学療法士Kのブログ

博士課程所属の大学院生兼理学療法士が日々の学びや趣味について語るブログです。理学療法の研究やツール、理学療法関連の書籍についての紹介等を行っています。

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【おすすめの本】運動学テキストの新定番!身体運動学−関節の制御機構と筋機能

こんばんは。理学療法士Kです。

今回は、理学療法士の勉強におすすめの本ということで、

身体運動学−関節の制御機構と筋機能』を紹介したいと思います。

 

著者は京都大学の市橋則明先生です。市橋先生といえば、理学療法士では知らない人はいないというくらいの有名な先生です。また、『理学療法学』の編集長もされており、理学療法研究分野の第一人者と言っていい方です。

 

市橋先生といえば、以下を代表として多数の著書を発刊されています。

 

理学療法プログラムデザイン−ケース別アプローチのポイントと実際

理学療法プログラムデザイン<2>−ケース別アプローチのポイントと実際

運動療法学−障害別アプローチの理論と実際

理学療法評価学−障害別・関節別評価のポイントと実際

など

 

市橋先生の著書の特徴として、完全にエビデンスに基づいたデータであることが挙げられます。当たり前のようで、実はリハビリ分野の著書ではそれほど多くありません。そういう意味でも新しい本であったと思います。

 

前置きが長くなりましたが、『身体運動学−関節の制御機構と筋機能』で学べることを少し紹介させていただきたいと思います。

 

この本では、各関節の運動学について、『骨・関節構造、受動的制御、能動的制御』というキーワードで書かれています。受動的制御とは、『関節構造・関節包・人体による運動制御』、能動的制御とは、『筋による運動制御』とされています。

 

また、『筋のモーメントアーム』が重要なトピックスとして挙げられています。この考え方がわかると、各肢位での筋機能が分かりやすくなると感じました。この視点で書かれた本は今まで無かったと思います。その他、バイオメカニクス的なワードがたくさん出てきますので、苦手な方には少しとっつきにくい内容かもしれません。

 

運動学といえば、学生時代に習ったことをなんとなく常識として考えていますが、この本を読むと、時代とともにアップデートされているのが分かります。今後はこのレベルの情報が養成校でも常識になっていくと考えると、現在ベテラン理学療法士として仕事をされている方にも運動学の新しい常識をアップデートするという意味でも必読の一冊だと思います。

身体運動学−関節の制御機構と筋機能

身体運動学−関節の制御機構と筋機能

 

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